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Tea Time Essay ①
「Dialect(なまり)について」
説明会やカウンセリングの際、「なるべくなら、『訛り』のない国・地域へ行きたい」とのお話を頂く事があります。
「訛り」に何かしらのネガティブな印象を受けているからだと思うのですが、「訛り」は文化であり、話者の特徴・特性の一つであり、切り離せるものではありません。どんな人にも姿や性格に特徴がある様に、話し方などにも特徴があるものです。この特徴や差異などは、チャームポイントともなるかと思います。
以前、アメリカに語学留学をされた方が、しみじみお話をされていました。クラスには世界各国から様々な生徒が集います。また、ほとんどの方が英語は初心者で、それぞれ母国の訛りがあり、聞き取りづらい事がしばしばあったそうです。そんな、国などによる英語の発音の違いを、先生は話題にされ「Dialect is charming!(訛りはチャーミングだ!)」と言われたそうです。
言葉は文化・習慣などを学ぶ為の重要な入口となります。留学や海外研修において、現地のプログラムに参加し学ぶ事も大切ですが、現地で知り合った友人達との語らいや街中での何気ない会話が、人をして人を知らしめる事になり、ひいては対話の相手の出身国事情や文化・習慣をも学ぶ事が可能となります。
基本的なリズムや発音方法などを踏まえた上で、いわゆる「訛り」を含めた話し方に特徴が出てくる事は、至極当然の事でしょう。最初は、戸惑いや違和感があるかと思いますが、慣れてくると、個々の英語の癖や特徴がより鮮明になり、話し方や訛りに興味が湧き、好奇心を掻き立てる事になると思います。
ホームステイや研修先が好きになり、愛着が湧き、ホストファミリーの人達との交流を深めるにつれ、訪問先が第2の故郷として心の中で大きくなると、その国を離れた後で、お国訛りを耳にすると「どこかで聞いた事がある話し方だな。何処から来たのか聞いてみよう。」などという衝動に駆られます。
ある国や地方の言葉や訛りを耳にし、「あっ、この発音・訛りは、聞いた事がある!」とわかれば、「どこかで聞いた言葉だな~」と懐かしい印象を受ける事があれば、その国をより身近に感じている事が言えるでしょう。
どの様な訛りであったとしても、その言葉に接する事は、一つのパターンを学習し慣れる事につながります。この事は、他の訛りもある程度推測する事が出来るでしょう。
また、話をしている相手からは、「君はどうして◇◇の言葉を話すの?」と聞かれる事があれば、ちょっと嬉しく感じるでしょう。よりネイティブに近づいたと言えるかもしれません(???)。
一人でも多くの参加者の方々が、「言葉」を一つのきっかけとしながら、「言葉」を超えた「心」と「心」のお付き合いをする事ができれば、素敵な事ではないでしょうか。「訛り」とは忌むべきものではなく、新たな友人を作り、異文化理解の為のより深い認識作業を行う絶好のチャンスとも云うべきでしょうか・・・。
(by カウンセラーS)
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